仕事柄、大変お世話になっているApple製品。
最近もiPhone8・Xが発売され、販売前には長蛇の列ができるのも、見慣れた景色になりました。そのApple社のロゴマークと言えば、かじったリンゴマーク、誰が見ても一目で分かりますよね。
『Appleのロゴデザインに関して様々な由来』
- 欠けた部分があり完璧ではないもの=完成させていく。
- ロゴのモチーフはアダムとイブの禁断の果実を表している。
- 「かじる」を意味する“bite”とコンピュータの情報単位の“byte”をかけた
など多々あります。
しかし、のちにロゴをデザインしたロブ・ジャノフ(Rob Janoff)本人は“がっかりさせると思うけど、リンゴにかじった部分をデザインに入れた理由は、みんながデザインを、チェリー(さくらんぼ)と見間違えないためだよ。それと、象徴的でしょ”と語っています。
アップルのロゴと『アダムとイブ』の関連性も無く、また、本人はデザインした当時、「byte」のことさえ知らず、事実と異なって語られるロゴ誕生の伝説に関心したそうです。
当時、「bite」と「byte」の話を聞いたときはすごく関心したのを覚えていますが、まったく関係なかったんですね。。。
『アップルのロゴに隠された黄金比?』
Appleのロゴの美しさ、完成度は「黄金比」で構成されているとをブラジルのデザイナーThiago Barcelosが発見・解明したことで話題になりました。
黄金比とは、ヒトが美しいと感じる1:1.618(約5:8)の比率の事です。
パルテノン神殿や凱旋門、モナ・リザなど、身近なものにキャッシュカード、パスポート、名刺。また自然界でもひまわりやオウム貝、台風や星雲の渦なども螺旋状の黄金比で構成されています。
ロブ氏がAppleロゴをデザインした当時はコンピューターは使わずに手書きで制作しています。意図して黄金比を使って作ったのではなく、シンプルで美しい形を求めた結果、自然に黄金比にたどり着いていたのは驚きですね。
『日本人には白銀比がしっくりくる?』
黄金比とは別に、日本では木造建築など古くから使われている白銀比(大和比)という比率があります。
黄金比が1:1.618対して1:1.414、白銀比は美しさだけではなく、木材の切り出し方を最大限活かすための「もったいない」精神が生み出した比率とも言えます。
法隆寺(金堂、五重塔)、仏像やA4やA5用紙、人気のアニメキャラクター、ドラえもんやアンパンマン、キティちゃんなどに取り入れられています。
ちょっとずんぐりとした比率には、可愛い感じや親しみやすさにつながるのではないかと思います。
実はこの比率、ヒトはほとんど無意識で反応しているそうです。なんとなく心地がいいなとか美しいなと思うものには比率のヒミツが隠されているかもしれません。
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