書体って何?
ロゴを作る上でも重要になるのでが書体選び、書体が変わると印象が変わったり、デザインも変わってきます。
では、そもそも書体(英名:typeface)とは何か?フォントとどう違うのでしょうか?
書体についてwikipediaにはこのように書かれています。
一定の文字体系のもとにある文字について、それぞれの字体が一貫した特徴と独自の様式を備えた字形として、表現されているものをいう。基礎となる字体の特徴、およびその字形の様式から導かれる、形態の差異によって分類される。例えば、漢字という文字体系のもとにある書体として、篆書・隷書・楷書・行書・草書の五体に加え、印刷用の書体(明朝体やゴシック体など)がある。これらはいずれも共通の文字集合から生まれながら、時代・地域・目的などにより、その形態を変化させていったものである。
出典:wikipedia
なんとなく難しい感じですね。。。
「書体」とは
表示・印刷などに用いるために、字体を統一的にデザインした文字の集まりのことを指しています。
「フォント」とは
欧文活字の用語で同じ特徴を持ったアルファベットの文字サイズごとに作られた大文字・小文字・数字・記号類のセットのことを意味します。
といった説明になりますが、やっぱりよくわからない、、、
実際の文字の違いをみたいただければわかるかと思います。
書体にどんなものがあるの?
日本語書体
日本語書体には、ゴシック体、明朝体、筆書体、デザイン書体などがあります。
明朝体
横線に対して縦線が太く、横線の右端や曲がり角にウロコと呼ばれる三角形の飾りがあります。「高級感」「繊細」「上品」や「大人っぽい」など真面目な印象を与えることができます。
ゴシック体
文字の線の太さがほぼ均一で、ウロコがほとんどない。
シンプルなゴシック体は、表示に適しており、「モダン」「信頼」「力強さ」といったイメージを与えます。
筆書体
筆で書いたような文字。筆書体には、行書体や隷書体も含まれる。筆書体は「和風」「伝統的」なイメージなどに使われる事が多いです。
デザイン書体
手書き風やポップな感じのクセがあり装飾性が高く特徴的な書体。デザイン書体は、その用途によって様々な表情で使い分けることが重要になります。
欧文書体
欧文書体にはセリフ体、サンセリフ体、サクリプト体などがあります。
セリフ体
端に装飾(セリフ)がある書体。セリフのカタチは三角形や細い線、四角など。
古くから使われる書体なので「伝統」「クラシカル」「格調」といったイメージを与えます。
サンセリフ体
セリフがない書体、グロテスク体とも言われる。縦線と横線の太さがほぼ均一で「シンプル」「新しい」「カジュアル」といったイメージを与えます。
サクリプト体
筆記体のような書体や手書きのような書体でそのカタチは多種多様。印象を残したり、ポイントで使うなどアクセント的な要素で使われることも多いです。
今回サンプルで使用した「腰痛」「lumbago」の文字、日本語・英文字はもちろん違いますが各書体でどのような印象を持ったでしょうか?
見出しや単純に文章中のに使う時、治療、注意喚起など信頼性が重要な時など、その用途によって使いわけることで受け取り側の印象が大きく変わってきます。
一つの文字でも書体により大きく表情が変わることがわかるかと思います。用途によって適した書体を選ぶことで、読みやすくも読みにくくもなります。普段、何気なく作っている書類や企画書や提案書など、書体を意識して使ってみてはいかがでしょうか?
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