東京のインテリアショップ「HIKE」にて Vol.2

 

 

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ゆっくり店内を見て回るとはいえ、そう広くはないので直ぐに見終わってしまう。

たまたま居合わせたある店員さんに、一通り説明を受け、店を出ようとすると、彼から思わぬ言葉が。

「近くにもう一つショールームがあるのですが、宜しければご覧になりますか?」

 

この事は知らなかったので是非見てみたいという事で、直ぐ近くの「隠し部屋」へ案内された。

看板も無いとあるマンションの最下階の一室。古びた鉄扉のカギを開けてもらい、中へ入ると大梁では頭を打つほどの天井の低さに少々の圧迫感を覚える。おそらく2メートルくらいだろうか、普通インテリアのショールームには選ばない空間であろう。

しかし結論から言うと、全てを見終わった感想として、この空間の窮屈さを忘れてしまうほど、スペースを有効かつ伸びやかに使い、見事にショールームとしての機能を果たしていた。

 

 

 

 

ここにも相変わらず、北欧マニア垂涎の名作のヴィンテージ家具が展開されていて、シンプルで暖かみのあるディスプレイとも相まって非常に美しい。

やはり良い家具とは、時を経てその存在感を増し、色気を放つ。使い込めば使い込むほど、置いておくだけでも(勿論日頃の手入れは必要)風格が出てくるものである。チークやローズウッドは赤みと艶を増し、木目が濃く美しく浮き出てくる。

 

その深い茶褐色が北欧のヴィンテージ家具独特の雰囲気を作る。キャビネットやデスク、テーブルがそうなら、北欧家具と言えばもう一つ外せないのがソファやチェア。北欧には元来優れたデザイナーが多く存在し、秀逸なデザイン・機能を持つそれらが数多く残されてきた。

ここにも「ベアチェア」をはじめ、「イートン」ソファ等のような名作の数々が、所狭しと並べられている。

 

 

 

 

 

とてもシンプルながら、ディスプレイに取り込まれている小物や照明器具もデザイナーズではあるが、各々が主張し過ぎずに程良い調和を成した区画が点在しており、それぞれのシーン展開をしている。

 

勿論、単品買いも出来るのだが、その「空間」を買う事も出来る。いや、買いたくなるような工夫と創造性が素晴らしかった。
近くにお立ち寄りの際にはオススメしたい。

 

 

HIKE
http://www.hike-shop.com/

 

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