REALPORTRAIT(リアルポートレート)名古屋とは?
毎年秋に開催されている、日本最大級のポートレートの写真展『REALPORTRAIT(リアルポートレート)名古屋』。
REALPORTRAITでは、「ポートレートは、もっと自由になる」をテーマに、それぞれが自由に表現でき、写真が写真家の為の写真ではなく、一般の人にもっと楽しんでもらえる写真展となることを目標にしているそう。
その写真展の中で、特に優秀ということで受賞し、来場者の人気投票によって選ばれた19名のフォトグラファー。今回、その選抜展が開催されるとのことで、行ってきました。
REALPORTRAIT(リアルポートレート)選抜展
場所は名古屋のセントラルパーク地下にある、セントラルギャラリー。2/15から2/24まで開催されていました。
地下街の通路の壁に、各々選抜された作品が展示されていました。
<Model : 太楼さん/Photographer : Marzyさん>
<Model : 北川りなさん/photographer : Makokoさん>
<小池菜摘さんの作品> ひとつひとつの写真の繋がりは特にないのに、5つを合わせて一つの作品として完成している。どれが欠けても、この作品は完成しなかったように思える。すごい。
<Sachiさんの作品> 光の使い方が美しい。かっこいい。
<吉川みなさんの作品> 吉川さんは、世界的にも有名な名古屋の凄腕フォトグラファー HASEOさんに師事している写真家さん。モデルでもあり、フォトグラファーでもあり、書道の師範も持つ多才な方。作品も、HASEOさんの世界感と近いものを感じた。
主催のHASEOさんの作品も数点、展示されていました。
HASEOさんは、名古屋在住のフォトグラファー。1枚の作品を完成させるのに、何年も準備をして作り上げていくと何かで読んだ記憶がある。https://www.neoalfaline.com/haseo
それはまるで絵画を完成させるようだと思いました。写真という世界を新しく塗り替えているような、写真というよりは絵画、アート作品。ポートレートの概念を覆されるような感じがします。とても勉強になるとともに、私はHASEOさんの作品が大好きです。
HASEOさんの作品では、よく生花が使われることが多いのですが、いつかは朽ちていくものの美しさ・・・花も人も、その今の美しさを表現するために、合成はせずにすべて本物を使用しているとのこと。作品撮りをするために、大きな体育館のようなものを所有しており、そこで作品を撮ることも多いそう。都会ではなく、愛知県という土地に拠点を置くメリット、たしかにあるなと思いました。作品、拝見できて嬉しかったです!
<currentさんの作品>
女性の目線がセクシー。露出は多いけれど、いやらしさはなく、健康的なセクシーさがある、垢抜けている、挑発的な視線。こういう写真、撮ってみたいと思いました。
<東雲悠水さんの作品> 「今美人光画(写真で美人画)を通じて日本人女性の凛とした中の柔軟さ・繊細さ・優しさ・癒しなど、情緒を伝える手段にしています。」東雲悠水さんのTwitterより。
自分の日本画をテーマに美人画を作成しています。日本人女性の清らかで強く、静かな美しさを追求しています。そこに純粋な空間に自身も魂の浄化、救済を求めているのかもしれません。 pic.twitter.com/hZQxqlJpX8
— 東雲悠水 (@yuusui_shino) August 27, 2018
遠くで見ると分かりにくいのですが、まるで筆で描いたかのような繊細で優しいタッチの作品でした。本当に写真なのかと、何回も近くで見てしまったほど。写真と言われなければ、ぱっと見て写真とは分からない。透明感と柔らかさがとても繊細で、写真を用いてここまで日本画のような表現ができるとは、驚きました。
ポートレートと言っても、表現したいものによってこんなにも変わるのかと、とても勉強になりました。
最後に、私の目を強く惹いた作品。
<清田大介さんの作品> 赤と白、そして目力、瞳に写る光が美しい。清田大介さんHP
色彩がハッキリしていて、光と陰の使い方がとても素晴らしいなと感じました。ひとつの作品の色が統一されていて、凄く目をひきました。メイクやスタイリングを担当する人がいるのだとは思いますが、色使いが素晴らしい。アート性の強い作品で、大好きだなと思いました。
「ポートレートは、もっと自由になる」
「ポートレートは、もっと自由になる」今回の選抜展のテーマですが、ポートレートはこうでなければならない・・・という決まりはなく、いかようにも創り上げていけるのだなと感じました。今回の写真展のテーマの意味が分かった気がします。
写真家とモデルが協力しなければひとつの作品は作り上げることはできないですが、自分が表現したい世界にはどういったモデルが良いのか、そしてそのモデルの持つ魅力をどれだけ引き出せるかは、写真家の力量にかかっているのだと思います。
「何を写したいか、何を伝えたいか、が明確になっている」というのは大事。この写真展で多くの作品を見る中で、私が強く感じたこと。私自身も心にとめて写真を撮っていかねばと思いました。
名古屋在住の写真家さんやモデルさんも多かった!今後どこかでお会いすることができたら嬉しいなと思いました。とても勉強になりました。
今年もREALPORTRAIT名古屋2019が開催予定!
今年も、2019年10/29から11/4まで名古屋市民ギャラリー矢田にてREALPORTRAIT名古屋2019が開催予定!どんな写真家さん、そしてモデルさんが集まるのか、どんな作品が集まってくるのか。今から楽しみです!
ポートレート写真展
【Real Portrait Nagoya 2018】
が今年も開催されます!日程;2018/10/30~2018/11/04
場所:市民ギャラリー矢田https://t.co/52R6SCuz3nポートレートが好きで、自由に表現されたい方
見るのが好きな方も!
プロ・アマ関係なく一緒に楽しみましょう!— Real Portrait Nagoya2019 (@portrait_real) July 27, 2018
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