ヒースロー空港へ着き
良く分からないまま人の群れに着いて行った僕を待っていたのは
イミグレーション
担当は茶髪のゆるいオールバック、頑丈そうなアゴの持ち主であった
けみ「ハロー!」といい歯抜けのイミグレーション用紙と赤いパスポートを渡す
担当「ハ?ナントカカントカ ハ?」
けみ「えー、ソーリー。アイドンスピークイングリッシュ、オケ?」
担当「ハ!?ウンタラカンタラノウンタラカンタラ!!」
けみ「ゴッほん!オケ?アイドンスピークイングリッシュ!」強めに言ってみた
アゴ「ハァー… ショーミー」と良い右手に持っていたエアチケットを指差した
けみ「ディス? オケ」
アゴ「スリーマンス?ワイスリーマンス?」
けみ「サイドシーイング」
アゴ「ワイ?ドーノコーノアドレスモドーノコーノデドーノコーノ」
けみ「オケ?ソーリー!アイドンスピークイングリッシュ!」
アゴ「オケ カモン!」
けみ「サンキュー」
彼の後をついて行き…
最初のイミグレーションに引っかかり
そのままイミグレルーム?入りで数人と話し
誰が持って来たのか、僕のスーツケースが2個届き中を開ける
着物が十数着
ノベルティーにと思った五円玉のストラップ500個と折り鶴1000個等を見られて
「ユーアービジネス!!」と断定されました。
深夜には通訳さんの登場もありましたが、ビジネスでの入国と思われ
マサカの入国拒否・・・
そしてパスポートに「×」を描かれました
(「+」に見えますが、判子が無効だという意味なんだと思います)
夜は入国拒否された人達(悪人ども)と同じ部屋で寝る事になった
部屋の中でスペイン系の男が話掛けて来た
彼は「ノーマネー!ノーパスポート!」と笑いながら言っていた
完全に狂った男だ、俺なんて逆よ逆!
金もパスポートも持ってますよ、オイ!!
でも疲れていたのでこの陰気臭い部屋で寝ましたとさ
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