2018年5月3日〜4日に開催された第18回 ペン・トレーディング in 東京に出店してきました。
日程:2018年5月3日〜4日 時間:5月3日(10:00~16:30)、5月4日(9:30~16:00) 場所:国際ファッションセンター株式会社 尚貴堂が、萬年筆研究会【WAGNER】が… 【第18回 ペン・トレーディング in 東京に出店します】 – 尚貴堂 shokido【公式】 |
この、通称「ペントレ」は万年筆好きであれば誰もが一度は参加したいペンのお祭り。もちろん私も例外ではないので、今回の参加はとても楽しみにしておりました。しかし、一つだけ誤算が…
一人で出店していると他が全然見て回れない!!
尚貴堂は、なんでも一人でやる一人文具メーカー。今回のペントレも一人で二日間とも立ちっぱなしで出店していたのですが、そのため他が見て回れませんでした。とても残念…
ペンコレクターの方々が出品しているレア物の万年筆や、様々な魅力的なワークショップなど。時間をかけて楽しむべき企画が盛りだくさんでした。中でも、一番気になったのはデコカクノコーナー。
次回こそは作ってもらいたい!(^。^)
デコカクノ♫
#ペントレ2018 pic.twitter.com/w5zFHHqWuM
— よしぞー@ねこ飼育モード (@StationeryLife7) May 4, 2018
見てください、この美しく彩られたカクノたち。今回のペントレでは、こんなカクノを作ることができたのです。羨ましい…
ちなみにカクノとは、パイロットさんから発売されている万年筆入門にぴったりな1本。定価1,000円(税抜)という安さにもかかわらず、素晴らしい書き心地を実現しているコスパ最高の万年筆です。
製品の特徴【お知らせ】 カクノが、グッドデザイン賞、キッズデザイン賞を受賞しました。カクノが、グッドデザイン賞を受賞しました。詳しくはこちらをご覧ください。 … 万年筆 カクノ | 筆記具 | 万年筆 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT – www.pilot.co.jp |
さて、そんなカクノをデコれるという素晴らしい企画が催されていたのですが、実はデコるだけではありませんでした。カクノに様々な改造を施すことができる、まさに魔改造のフルコースと言えるほどだったんです。
それはあまりにも凄まじく、そして感動させられました。この凄まじさを少しでも多くの人に知ってもらいたい。そんな想いを込めて、紹介いたします。
透明カクノを染め上げる!
#ペントレ2018
いと美し #kakuno (* ॑꒳ ॑* ) https://t.co/cNacGRAzZ6 pic.twitter.com/I1nGbbrfwY— juun : 手帳活用プランナー・手帳朝食会主宰 (@juunchan) May 4, 2018
初っ端から驚き。なんと、透明カクノを染めることができたんです。
驚くべきは、塗装ではないので芯から染まっているというところ。私はプラスチックを染めるという技術の存在を知らなかったので、これには大変驚かされました。これはすごい…
次回は絶対私も体験してきます。
吸入方式をクレッセントフィラーに改造!
改造カクノです。昨日作ったもので、昔の吸入方法ですね。まだ、インクを入れてないので、入れたらご報告しますね! pic.twitter.com/w8hrkRBpMJ
— タックー (@TakuFountain) May 4, 2018
市販されているカクノはカートリッジ式で、吸入式にするならコンバーターを装着するくらいしかありません。しかし、今回のペントレでは「クレッセントフィラー」という吸入方式に改造することができました。なんてロマン溢れる話でしょう…
クレッセントフィラーって何?という方はこちらをご覧ください。
ペンクラスターでは魅惑のヴィンテージ万年筆の販売・修理をおこなっております。専門店ならでは、モンブランやペリカンの年代物の万年筆を豊富に取り揃えお客様のご来… Lady Patricia Gold Plate Facet – Waterman|万年筆専門店 Pen Cluster – ペンク… – pencluster.com |
ペン先をメッキ塗装!
バイカラー5号ニブとオリジナルインク「ハワイアンブルー」
鮮やかインクたまらん……鍍金、手作業マスク無しでバイカラー塗り分け出来た……楽しい……!!!!!!!!#ペントレ2018 pic.twitter.com/YpGEudFULH
— カナン@モフ師 (@ricjpib) May 5, 2018
市販されているカクノのペン先は銀色。それを、高級感あふれる金色にメッキ塗装するワークショップが開かれていました。すごい!
高級万年筆のようなバイカラーに塗装している人もいたりと、とても楽しそうでした。
そのワークショップの講師を務めていたのは学生。しかも中学三年生。話を聞くと、やっぱり万年筆が大好きとのこと。将来有望すぎますね。
カクノをオシャレにデコる!
#ペントレ2018 では、カクノがUVレジンを流し込まれてデコられたり、軸に吸入機構を取り付けられたりと物凄いことになっています。
デコカクノは作製体験もできます!明日も可能ですので是非。 pic.twitter.com/bpZFMzeNsx— しゅん (@Shun_I_715) May 3, 2018
ビーズなどをUVレジンで固めてデコレーションすることができました。なんてオシャレ。
デコってくれるのは出店者なので、手先の器用さに自信がない人でも大丈夫。希望のビーズやレジンを選ぶだけで、職人技をもって美しくデコレーションしていただけました。
最高の書き心地に調整!
ペントレには、万年筆の書き心地を最大限まで引き出してくれる「調整師」がいらっしゃいました。今回は、先述のデコレーションしたカクノであれば無料で調整していただけるというサービスが!
この調整をしてくださる調整師の方は凄まじい技術を持っており、書き心地の向上はもちろん、細字を超えた細字にもできてしまいます。本当に無料で良いの?と声を上げてしまうほどの技術!
以上、今回のペントレで開催されたカクノ関連の企画でした。軸を好みの色に染め、ロマンあふれる吸入方式に改造し、ペン先を鋳金し、美しくデコり、そしてペン先を調整する。まさにカクノ魔改造のフルコース!
ペントレは万年筆マニアが集まるイベントとして周知されていますが、最近はこんなこともできるようになってきて、学生くらいの若者や家族連れの参加者も増えてきています。今回のペントレでは、カクノ関連以外にも楽しめるワークショップが数多く開催され、文房具が好きであれば誰でも楽しめるような内容になっていました。
ペントレは敷居が高そうで敬遠してしまっていた人も、騙されたと思って一度参加してみてください。この記事を読んで、次回は参加してみたいと思ってくれる人が一人でも出てくれれば、これほど嬉しいことはありません。それくらい、私はペントレが大好きになりました。
(注意)本内容は、改造を奨励するものではありません。カクノはそのままでも十分素晴しい製品であり、本内容は製品そのもの否定するものではありません。改造内容について、株式会社パイロット様へのお問い合わせはおやめください。
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